永年にわたり石川組合の発展に貢献してこられました明治堂書店さん、やまびこ書房さん両組合員のご功労に感謝して、令和元年5月28日に金沢市内のホテルで、18名が参加して顕彰式を開催しました。
残念ながら明治堂書店・太田さんご夫妻はご都合がつかずご出席をいただけませんでしたが、やまびこ書房・武川さんご夫妻を囲み、多くの石川組合員が集まり昼食をともにしながら楽しい時間を過ごしました。
明治堂書店・太田さんご夫妻は昭和50年に石川県古書籍商組合に加盟され、ご夫妻ともに理事・理事長を歴任し、激動期の石川組合をよくまとめられ、交換会(市場)会場の移設などに尽力され、多大な功績を残されました。現在は奥様(太田道子氏)はインターネット通販などに力をいれ、ご主人(太田伸良氏)はご造詣の深い古美術・骨董の分野を中心にして存在感を発揮していらっしゃいます。
やまびこ書房・武川龍雄さんは、神田の古書店、金沢の新刊書店の勤務を経て大学生協書籍部で定年を迎えられた後、古書店を開業し、以来約30年のあいだ石川組合に加盟し、その間に理事・監事などを歴任されました。現在も古書店を営む傍ら、小説・エッセイを執筆するなどご活躍中です。
出席者一同は、武川さんの昔話を聞いては懐かしむやら感嘆するやら、そして同業者の結束の大切さをあらためて胸に刻んだのでした。